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                    ニュージーランドにほんごえほんとしょかんinchの活動と子どもたちの生活を綴っています。
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もうすぐ、24日。(出張図書館の日。)
これまで、子どもがまだ小さくてお話をみんなの前で読む余裕がなかった、私。
これまでは、スタッフのみなさんにほとんど丸投げしていましたが、
一番下の息子が2歳になることもあって、24日に初チャレンジしようと思っています。

・・・・が、これが意外とムズカシイ。アイディアがうまれては、消え、うまれては、消え・・・。
ほんの15分から20分の間、子どもたちを楽しませること。
考えれば考えるほど、深みにはまっていくような感じなんですよね。

どこかでこんなことをしたような記憶が・・・と思っていたら、「教育実習」!
あの感じです。

私を指導してくださった先生の言葉が何度も頭をよぎります。

「せりふを書きなさい!」

生徒がどんな反応をしてくるのかをありったけ考え、
それにどんなふうに対応するかをたくさんシュミレーションするように。
そんなわけで、授業計画表は、いつも真っ黒。

それから、こんなこともおっしゃいましたね、先生。

「舞台俳優になったような気分でね」

あまりに緊張するようなら、せりふを頭に叩き込み「先生」と言う別人になってしまえ!
というもの。

輝く未来をになう子どもたちにとっては、まちがいなく幸運だったといえるでしょうが
教員採用試験に落ち、主婦となり、10年。
そんなことをいわれた記憶が、いまさらながら思い出されている今日この頃です。

あんまり構える気持ちはないけれど、準備はとても大事。
シュミレーションをたくさんやることを繰り返し、いつかはこんなにテンションをあげずしても
お話会を企画できる肝を育てたいものだと思っています。

さて、24日のお題は「みちくさ」
もしもあなたなら、どんなプログラム作りをされますか?
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先日もお伝えしたとおり、
月に一度だけですが、私の家ではなく、少し離れたところにある
コミュニティーハウスでの本のかしだしを行うことになりました!
(こちらも、本の利用にかかる費用は無料です。
会場費などの費用は、バザーの収益とボランティアのみなさんの
パワーでまかなわれています。)


 ■24日当日の流れ(場所:Meadwood Community House.Glenfield)

  10:00~11:00  本のかしだし+おはなし(後半)
  11:00~12:00  工作などを楽しむ「みちくさ」
           

※こちらは、常設の図書館ではありません。
スタッフが毎回本の運びいれを行います。
お手すきの方はお手伝いくださいますよう、ご協力をお願いいたします。

※11:00から行われる、「みちくさ」へご参加を希望される方は
事前にご予約されることをおすすめいたします。(inchlibrary@yahoo.co.jp  まで)
また、汚れてもかまわない服を親子で着用の上、ご参加くださいますようお願い申し上げます。


ニュージーランドでは、5歳のたんじょうびから、子どもたちは小学校に通いはじめます。
もちろん、入学式もないから、なんだかいつの間にか始まって、
気がつけば、一年が過ぎていた・・・そんな感じです。
なんだか覇気がないよなぁ。

そんななか、娘の同い年の幼馴染みからの電話で、
私の長女も日本にいたら今年の4月に新1年生になることを知りました。
(覇気がないのは私だな、うん。)
卒園アルバムを作ったり、卒園式の準備をしたり・・・
新しく通い始める小学校の制服の寸法合わせに行ったり。
と忙しくしているそう。

小学校に入学かぁ・・・。

私の小学校の入学式にまつわる思い出といったら、
事前に伝えられていたクラスとは実は違うクラスで、
当日、自分の名前が見つからず
「もう来るもんかぁ~!」と大騒ぎしたという、
なんだかなぁ~というもの。


娘を持ってみて思ったことですが、
小学校の入学式は子どものためのものというよりはむしろ、
お母さん、お父さんたちのためにあるのかもしれないですよね。
ここまでよく大きくなったね、と子どもとの日々を振り返り、
育児の節目を迎えたことを実感して、これからまたがんばろう、そんな気分にさせられる式。
・・・じゃないかなぁ?

私の周りにも、今年新一年生になる日本人の子どもたちがいます。
入学式まではできなくても、
みんなで集まってお祝いのご飯でも食べながら子どもたちとの日々を振り返る、
そんな時間を持ちたいなぁ、そんな風に思っています。




週末のお休みと、お仕事の合間を縫って我が家のパパが作ってくれているinch小屋。
ご寄付いただいた本が入る場所です。
なんとか、形になってきました。

ここで使われている建材は、購入したものもありますが、
実は、パパのボスや仲間たちにも協力してもらっているんです。
以前も書きましたが、パパの仕事は火事や洪水の被害を受けたり、
樹木が倒れたり、車がぶつかったりした家屋のダメージを取り除くことがお仕事。
被害にあったオーナーさんが元のように生活ができるようになるまでが仕事なんです。

そんなわけで、この一連の仕事には、たくさんの大工さん、電気屋さん
水道工事やさん、クリーナーさん(パパです)がかかわっています。
そんなみなさんのご協力で、不要になった古い建材やあまり木などを
分けていただいてるというわけです。
つぎはぎだらけなのは、ご愛嬌。
そして、ようやく写真のような状態になりました。

明日から、内装に入ります。





看護婦をしていた母は、いつもいつも忙しくしている人でした。
朝早くから、夜遅くまで働きづめ。
当直もちょっちゅう。
加えて、うちに帰ってきても仕事をしている、そんな人でした。
食事もスーパーのお惣菜が多かったかな。
だから、台所に立っている母というと、
フライパンでジュウジュウ、おなべをコトコトやっている姿というよりは、
プラスチックトレーに残された、お惣菜にラップをしているとか、
めんどくさそうに食器洗いをしている、そんな姿です。

私が結婚するずっと前に他界しているので、
子育ての悩みを相談することも、
子どもをあずけて一息つく、なんてことはもちろんできないわけですが
子どもと接するとき、子どもとの付き合い方に不安を感じたときに
母の姿を思い出し、その解決策を探す事がよくあります。

そして、先日。ふとこんな歌が口をついて出てきました。


ふるさと 作詞/高野辰之作曲/岡野貞一

兎(うさぎ)追いし かの山
小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今もめぐりて
忘れがたき ふるさと

如何(いか)にいます 父母
恙(つつが) 無しや友垣(ともがき)
雨に風につけても
思い出ずる ふるさと

志(こころざし)を 果たして
いつの日にか 帰(かえ)らん
山はあおきふるさと
水は清き ふるさと




台所に立つ母はよくこの歌を歌っていました。
当時は、古臭くて、ダサい曲だ~なんて言っていた私。
けれど、今。
歌い出したら、なんだか涙が出てきてしまうのです。
何度歌っても。
そして、きっとこれは、母からのバトンなんだと思いました。
子どもを持ち、バトンを渡す側に立った私。
私も子どもたちにもしっかり手渡していきたい、そんな風に思うのです。


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こんにちは!
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非公開
自己紹介:
ニュージーランドの北島、オークランド近郊で文庫活動を行っています。
週に一度の本のかしだし、月に一度みんなでわいわい工作やお料理、絵本を楽しむみちくさを運営しています。

図書利用をご希望の方、みちくさへご参加ご希望の方は、カテゴリー内の「はじめに」をお読みください。

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