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                    ニュージーランドにほんごえほんとしょかんinchの活動と子どもたちの生活を綴っています。
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なつやすみこどもまつりが終わって、通常通り図書活動も再スタート。
しばらくぶりに、本を整理しなおして、改めて思う。
私の大好きな時間だ、って。
本が特別好きなわけではないと思っているけれど、ちいさな図書館に入り、
本を並べる。
本の返却状況をみる。
敗れたページを補修する。
いやぁ、やっぱりすきなんだなぁ。

そして、12月1月とたくさんの新しい絵本や紙芝居が届いた。
日本からお祭りの景品と一緒にとどいたもの、
そして、以前inchで一緒に動いていてくれた仲間が直接届けてくれたもの。
本屋に並んだ本と違って、言い表せないほど魅力的に見えるのは、
絵本を届けてくださった人の姿が見えるからなんだなぁ。

ルリユールおじさん
いせ ひでこ
4652040504


ねこのおいしゃさん (ケロちゃんえほん)
ますだ ゆうこ
4882644126


4871101584おならうた
谷川 俊太郎
絵本館 2006-07

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4494088226ねないこだあれ (松谷みよ子おはなし珠玉選)
松谷 みよ子
童心社 2000-04

by G-Tools


4198625735崖の上のポニョ 徳間アニメ絵本30 (徳間アニメ絵本)
宮崎 駿
徳間書店 2008-09-01

by G-Tools



計22冊。




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そんなわけで、行ってきました。

エンソくんきしゃにのる』 スズキコージ作

が我が家にやってきたのは、日曜日。
実はその二日前の金曜日から、
娘の学校は先生の研修日とやらで(TEACHERS ONLY DAY)お休み。
そして、月曜日は勤労感謝の日。
結局のところ、4連休となりました。
残念ながら、天気には恵まれずまた冬に戻ったかのような寒さでしたが、
こどもたちにそんなこと、関係ありません。
うちにいるだけでは、退屈なんですよね。
そんなわけで、ちょっとドライブへ。

すると、エンソくんを発見!
(正確にはエンソくんが乗ったような機関車を発見ですが)

「エンソくんだ!」
「エンソくんだ!」
子供たちも大興奮です。

しかも、運転席に上れちゃうんです。
こどもたちは、ハンドルやらレバーやらを動かして運転手さん気分。
かなり古いもののようですが、説明も注意書きもなく駅の脇に
置かれている機関車。
煙突のくびれ具合がなんともキュートでした。

ひとしきり遊ぶと、ひとりの40歳過ぎの男性が登場。
どうやらわたしたちが引き上げるのを、雨の降る中ずっと待っていた様子です。
バックミラー越しに見えた彼の姿は、
まさにこどもたちと同じ。
ハンドルを握り、レバーを動かし薪を入れるふたを開き、ニコニコ。
そして、機関車と一緒に写真をパチリ。

もしや、あなたもエンソくんファン・・・!?




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かわいい郵便やさんがやってきました。
隣には、フィアンセの姿。
絵本を一冊届けるために。幸せな笑顔も一緒に届けてくださいました。

送り主は、ゆきなさん。
「絵本を送りました」なんて聞いていなかったので
本当にびっくりのプレゼントでした。


作品は

エンソくんきしゃにのる」 スズキコージ作

おじいさんに会いに、少年エンソくんははじめて切符を買って
汽車に乗りこみます。
町から高原へと移り行く風景、出会い。
汽車の旅のわくわくやどきどきが、たくさんつまった絵本です。



スズキコージさんの作品は大人の私が楽しめます。
長い時間眺めていても、あきません。
「絵本はこどもだけではなく大人だって楽しめるもの」とよく言われますが
改めて「うん、うん」と納得。

そんな母の脇で、6歳の娘が一言。

「この絵はどうやって描いているの?」

絵本を見てそんなことを言ったのは初めてのことでした。
クレヨンでも色鉛筆でもない。
いつも使っている水彩絵の具の雰囲気とも違うことにこどもなりに気が付いたようです。
そして、部屋に向かい、ありったけの画材を引っ張り出してきました。

絵本の楽しみがまた広がった、そんな作品との出会いを果たした瞬間でした。
ゆきなさん、カワイイ二人の郵便屋さん、
かけがえのない瞬間を作ってくださったことに感謝します。
ありがとう!


そして、なんとこの絵本にはスズキコージさんからサインが入っていました。


[NEW ZEALAND Inch LIBLARY! VIVA!]


VIVA!ですよ。VIVA!
わたしのなかにあるとしょかんinchへの思いをぎゅっとつめたコトバ。そんなふうにおもいました。

VIVA!
VIVA!

しばらく、このコトバが口癖になるかもしれません。




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先日、オークランドにご在住の方から、紙芝居をお分けいただきました。
紙芝居は日本の読み聞かせの文化。
ニュージーランドで暮らす子どもたちにも、ぜひ親しんでもらいたいものです。

さて、いただいた紙芝居のなかに『ねずみちょうじゃ』という作品が。

ご存知の方も多いかと思いますが、ここで、少しあらすじを。


   心の優しいおじいさんが、薪拾いを一段落させお昼を食べていると、
   おなかをすかせたネズミたちがやってきます。
   おじいさんは、おにぎりを分けてあげます。
   すると、ねずみたちはお礼にと、ねずみの御殿へ招待し、
   たくさんのお料理や踊りでもてなします。

   それを見ていた、よくばりばなおじいさん。
   今度はわしの番とばかりに、同じようにネズミたちにおにぎりを分け、
   うまくねずみの御殿にまねかれることができました。
   けれど、このおじいさん、ねずみの宝がほしいばかりに大変なことを・・・。


子どもの頃を思い出しながら、紙芝居を見ていると、そばには娘が。
どうやら紙芝居に興味がある様子。

「やってみる?」
「うん!!」

 もちろん、まだひらがなが満足に読めない娘ですから、
お話は絵を見ながら作っていきます。
すると、おもしろいストーリーが出来上がっていきます。

「打ち出の小槌をお土産にとネズミたちから笑顔で受け取っているおじいさん」のシーンは、
「おじいさん、これでドア、なおしてくださいね。」

「たくさんの小判」は「たくさんのパン」。

「欲張りなおじいさんが、ねずみを追い払おうと猫の物まねをしているシーン」は
「おもち食べたら、歯が抜けちゃった~!!」
実はこの欲張りなおじいさん、すきっ歯だったんです。
 
 紙芝居は、こんな楽しみ方もあたったのか~!!

なんて、目からウロコ。
こんな風に、初めて見る絵を見ながらストーリを作っていったり、
自分で紙芝居を作ってみんなの前でお話ししたり、
というのも楽しいかもしれませんね。



 「オアシス~不思議な犬と少年の日々~」inchに、届いたはじめての本です。この本の作者である、竹内 真さんが、inchを応援するために送ってくださったものです。

 ちょっとだけ、この物語のご紹介を。
 
 ぼくと、ぼくよりほんのちょっとアニキの犬オアシス、ばあちゃん。少し前の日本が舞台です。
 犬を飼っている家庭は数多くあれど、こんなに珍事件を起こすワンコ、そうそうほかに見当たりません。
 オアシスはいろいろなものを見つけてきます。骨折したタヌキに飛べなくなった九官鳥。大きな蛇に、激流に今にも飲み込まれそうな子猫。まだまだあります、オアシスの見つけたもの。パン屋強盗にぼくの初恋相手、それから国際的な闇組織の幹部の一人。
 こんな風に並べて描くと、さぞジェットコースターのような話の展開かと思われるかもしれませんが、不思議なくらい穏やかで優しい作品です。

 ペットのいる暮らし、一度でも経験されていれば分かると思います。彼らとの日々が、どれだけ平和であるか。また、ときに非日常をもたらすか。
 我が家にも犬がいます。この作品のオアシスと同様、娘より少し前に産まれました。この作品を読んで、娘の成長の中にワンコが寄り添っていること、なんだかとってもシアワセなことに思えてきました。


 竹内さんの綴った文章が、私の心にすうっとしみこんで、普段はやんちゃで困ってしまうワンコが(一瞬!?)かわいらしく見えたり、子どもの成長をぼんやり考えられたり。あったかい気持ちでいっぱいになれました。
 実は、この「オアシス」、竹内さんのお気持ちがとってもうれしかったので、額に入れて飾っておこうとおもっていました。でも、決めました。いつでも、そばに「オアシス」を、って。

 

こんにちは!
HN:
inch
性別:
非公開
自己紹介:
ニュージーランドの北島、オークランド近郊で文庫活動を行っています。
週に一度の本のかしだし、月に一度みんなでわいわい工作やお料理、絵本を楽しむみちくさを運営しています。

図書利用をご希望の方、みちくさへご参加ご希望の方は、カテゴリー内の「はじめに」をお読みください。

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