命日

一度でいいから、小さなとしょかんをみてもらいたかった。
一度でいいから、絵本を開く子どもたちの姿を間近で見てもらいたかった。
一度でいいから、お話を聞きながら思わず吹き出している子どもたちの
姿を見てもらいたかった。
一度でいいから。

今日は、歩き始めたばかりのとしょかんinchを日本から支援し、
ニュージーランドに絵本を届けてくださった方が亡くなった日。
出会いがなければ、ここにとしょかんinchも、
本に親しむ子どもの姿も、
育児の話をし合える仲間との出会いも、なかったはずだ。
もちろん、みちくさだって、こどもまつりだってなかった。

2006年に、お会いしたのが最初で最後だった。
たった1時間しかお話していないのに、その後の私を支え、
励まし続けてくださった。

inchはいつだってこうした奇跡的な出会いに埋め尽くされている。
急いで、あわてて、ご好意にこたえることばかりに
必死になっていた時期もあったけれど、
結局私に出来ることは、続けていくこと、
大事に守っていくことだけなのだと思う。





ニュージーランドで暮らす子どもたちに
たくさんの絵本を届けてくださったこと、
そして、異国での生活をより豊かなものに変えてくださったことに
心からありがとう。
どうか、これからも見守っていてください。

ああ、JAPAN KIDS FESTIVAL

14日はあいにくのお天気だったけれど、無事に終了することができた
JAPAN　KIDS FESTIVAL.
としょかんの整備をしたり、
みちくさと出張としょかんの会場費を作ったり、
新しい本を買ったりするための大事なイベント。

運営しているのは、子育ての真っ只中にいるお母さんたち。
（お疲れ様！）
だから開催時間も３時間が限界。
短いようだけど、準備、片づけまで入れたら、１日仕事だ。
育児や仕事などで忙しくしているお母さんたち、
それを支えるお父さんたちの貴重な時間を捻出し
やっとの思いで作り上げている。


こどもたちにわたしたちからのバトンは届いたかな。

こどもたちがNZでの生活をもっと楽しめるきっかけになったかな。



答えが出るのは、きっと、うんと先。

雨だったのだけど。

今回のイベントは、残念ながら雨がふったりやんだり。
出店してくださったみなさん、
屋外で交通整理をしてくれたスタッフさん、
子どもたちと一緒にゲームを楽しんでくださったスタッフさん
雨の中での搬入作業、テントはり、会場整備に
走ってくださったみなさんにとっては、
とてもとても大変だったことと思います。
ずぶぬれだった人も多かったですものね。
本当にお疲れ様でした。

雨は客足も遠のくし、ゲームの進行も妨げるし、
せっかく作ったものもべちゃべちゃになるし・・・で
何一ついいことがないとおもっていたけれど、

屋外フリーマーケットコーナーでは、出展者が固まって
１つのテントに入って雨をしのぎ、
互いに気遣っている様子が見られたり、

雨がどんなに降ろうが、元気に子どもたちに声をかける
スタッフさんの姿が見られたり、

雨でとびそうなテントをスタッフだけではなく
出展者の皆さんも一緒になって、
みんなで安全確保に力を注いでくださっている様子が見かけられたり、

その動きや、声かけが本当にうれしかったのです。

雨が降らなくたって、イベントにかかわってくださっている
みなさんの優しさや心遣いにもっともっと
気がつかなければならないのだろうけれど、
今回のイベントに降った雨に、また教えられたような気分です。

皆さん、本当にありがとうございました。
事故なく、無事に、たのしくすごせ、本当によかったです。
心から感謝しています。

2010 JAPAN KIDS FESTIVAL ②

さあ、続いては室内の様子を。


無料で折り紙体験が出来るコーナー。
親子で折り紙を楽しんでいる様子がたくさん見られました。
こちらも、日本文化に興味を持つ地元の人たちの姿が
たくさん！
ぴょん！ととぶカエルや、こまを作り、遊びました。


大人気コーナー、「お化けをやっつけろ！」
お化けを的にして、弓矢かボールを使ってのまとあてゲームです。
あっという間に長蛇の列ができて、
おにいさんスタッフも大忙し！

弓矢は小さな子どもたちには難しいようでしたが、
中にはしっかり持って見事的を射抜くことが出来た男の子も！


そして屋内での出展者の皆さんです。


羊毛作品をたくさん持ってきてくださった方。
色使いがやわらかく、きれいな作品ばかりでした。

赤飯や和菓子などたくさんの日本食をお持ちくださった方。
あちこちで、たいやきをほおばる姿がみられましたね。

宝ラーメンさん（４　ANZAC　RD　BROWNS　BAY）
おいしい冷やし中華とお弁当数種。
いつもどおりのおいしさで、あっという間に完売でした。




おすしとコロッケパンのお店。
幻のコロッケパン、会場をぐるっと回っているうちに売り切れ。
こういうときは、最初に確保しなくちゃいけないなぁ～と
今回もまた同じ反省をする我が家でした。




Classic Japaese Taste はな花のみなさん。
あの絶品うどん。おかわりした人もたくさんいましたね。
ひさびさにあのつるつるしこしこうどんを食べることが出来て
私も幸せでした。
あのてんかすもさくさくで、たまりませんでした！

Classic Japanese Taste　はな花　５/８　Quay Street.Auckland
09-377-2113　家族連れでもカップルでも。







そしてなんといってもKIDS CAFEのみなさん！
本当に準備、大忙しの当日、がんばってくれました！
メロンパンにアメリカンドック、ケーキ、
ポップコーンに、チップスなどなど
たくさんの商品を気持ちよく楽しく売りました！
もちろんこのコーナーもほぼ完売と大人気でした！



あっというまの3時間。
大忙しのスタッフさんと、たくさんの日本人家族と
地元の人たちとの楽しいお話。
本当に素敵な時間となりました。
皆さん、本当にお疲れ様でした！

２０１０ JAPAN KIDS FESTIVAL ①

さあ、無事に片付けも済んだので、JAPAN　KIDS FESTIVALの
ご報告と参りましょう。


曇り空で、雨を予感させる当日の朝。
さあ、準備の始まりです。
屋外には手作りの風車を飾り、出店者のみなさんは準備に大忙し。

あっという間に始まりの時間を迎えました。


屋外のヨーヨーつり、スーパーボールすくいコーナー。
大人気のコーナーで、イベント終了時間には、
プールの中はほとんど空っぽでした。



雨が降ったりやんだりの中、屋外では福笑い
（ペイントが雨で溶け出してしまうというハプニングも！）
おはじき、羽根突き、こままわし（とっても上手なパパを発見！）
けんだまなどを用意しました。
日本人だけではなく、中国、韓国人ご家族の姿も
たくさん見られた場所でした。


みちくさの子どもたち、お母さんたちでお店番をした
けしごむすくい、お菓子つかみのコーナー。
ハイチュウやミルキーや甘露飴などがたくさん入っていた箱が、
あっと言う間に空になって行きました。
みんな、じょうず！


おなかぺこぺこゲーム。手作りの（ようこちゃんありがとう！）
りんごや、なし、いちごを
ドラえもんや、ピカチュウの口の中へ投げ込みます。
小さなドキンちゃんの口には誰も入れられまい！と思っていた
スタッフの予想を裏切り、数名の達成者が！
お見事～～～！

同じく屋外ではさいころゲームも。
小さな子どもたちから、大人までたくさん参加してくれました。


10時30分から、そして12時からお話会。
ひまわり保育室を運営しているみほ先生がたのしい
パネルシアターを見せてくれました。
子どもたちがどきどきわくわく、そして驚く様子が
とてもよかったです。
時折降る雨も、子どもたちの集中力にはかないません。
本当に楽しい時間となりました。

ひまわり保育室　　[e-mail]


屋外にはフリーマーケットも設置されました。
雨の中で、販売してくださった皆さんには
とても大変なことだったと思います。
たのしいグッズやコーヒーなどを販売してくださった皆さん、
本当にありがとうございました。



屋内の様子はまた次に。