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                    ニュージーランドにほんごえほんとしょかんinchの活動と子どもたちの生活を綴っています。
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台風の日は、なんだかドキドキ、わくわく。
増水した川辺に行って流れていく車を見て大騒ぎした父。
強く吹く風に向かってどれだけ走っていられるかを一人楽しんでいた母。
そんな夫婦の間に生まれた子どもたちも脈々とその血を受け継ぎ、
先日の嵐の夜は興奮気味でした。
大きく揺れる電線、ガラス窓ががたがた音を立てる、
いつもと違う様子にドキドキしている様子でした。


そんな嵐の夜を越え、朝起きてみると、どこもかしこも電気がつきません。
停電です。
この寒い中、ヒーターもつかず、キッチン周りもほとんど稼動しません。
さて・・・朝ごはんはどうしよう・・・。
あいにく、パンもシリアルもありません。
ご飯も炊けないし、お湯も出ない。
さて、どうしたものか・・・。
その一方でこどもたちは電気がつかない家の中を探検中。
ちょうど2週間ほど前にも、我が家の周りだけ停電したこともあって、こどもたちはなれたもの。
懐中電灯を持って、大騒ぎ。

おいおい、そんなに騒いだらおなかが減るだろうがぁ・・・
少しでも、静かにしてエネルギーの消費を抑えろよ~
なんて思っても、子どもには関係なし。
次はハッピーバースデーのろうそくを出すか!なんて騒いでいるだけ。

そんなこどもたちを尻目に、朝ごはん・・・と食料の入った棚をごそごそやっていると
自転車用ヘルメットをかぶって懐中電灯をもち、
それぞれのお気に入りの人形を抱えた、探検隊がそばにやってきました。

「おなかすいた~」

ああ・・・きたかぁ。
「食べるものがないんだよ。電気が使えないから」
そういうと長女が
「暖炉でやきいもする~!」
と一言。
「あ!そうかぁ~」
と母。

いやいや、便利さに慣れてしまった大人を実感した一瞬でした。
そして、暖炉に火がついた頃、電気も復旧したのでした。



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私たち家族がニュージーランドにやってきて約三年半。
妊娠出産とあったことから、日本食への恋しさが高波のように押し寄せてきた
時期が何度となくありました。

おいしい絹ごし豆腐で青ジソをのせてひややっこ
おから
お味噌
日本のきゅうり
日本のカレーライス
ごぼうとにんじんの金平、れんこんもいいな~
こんにゃくでぴりからいため
うちたてのうどん
あっさりしたラーメン
さしみ
おすし
アジのたたき
しじみじる
いくらにすじこ、生たらこ
ひかったたきたてのごはん
下仁田ネギ
たこ
イカの塩辛

これらがわたしの食べたくて食べたくて仕方なくなった食べ物の数々。
けれど、今となってはほとんどものへの衝動がなくなりました。
味噌や豆腐のように少し手間をかければ、作ることができることがわかったことや、
ちょっと高いけれど大抵のものが韓国食材店で手に入ることが大きいかもしれません。
そうそう、青ジソのように育ててみるとか、魚を釣ってみる(←もちろんパパの役目)いうのもいいですね。
そんなわけで、とんと、この高波が来なくなってきていました。

ところが、久々に高波がざぶ~ん。
それも、意外にもひじきなんです。
友人におすそわけしてもらったひじきをのせたご飯をほおばる子ども達の姿にも
後押しされる形で、あちこちお店をのぞいてみましたが、売っていないんです。
昆布やきくらげはあるのに。
そんなもどかしさも手伝って、さらに思いは募っていきます。
海は近いものの、さすがにひじきはとれないしなぁ。
そんなわけで、市販されていない業務用の500g入りのひじきを買おうと決意。
でも、乾物で500g・・・!?
使いきれるのか?でかいよねぇ・・・。きっと。
とあれこれ考えつつも、この思いはとめられず近日注文に走るため、家計簿とにらめっこの日々です。


日本から届いたinch trunk
日本全国からニュージーランドで暮らす子どもたちのためにと届けられた絵本、約2600冊。
ほぼ登録作業を終え、現在もうすこし本を管理しやすくするために、その準備をしているところです。

さて、inch trunkで届いた絵本の中に数種に限り、重複して寄付していただいた本がありました。
日本で暮らしていたら、おそらく一度は手に取る作品ばかり。
わたしに図書館作りを決意させた「ぐりとぐら」もその中にあります。
ほんのわずかですが、手元においておくよりは、今まさに絵本が必要な場所へ届けることが
inch trunkにご協力いただいた皆さんの思いにも沿うものと判断し、
ネルソン(ニュージーランド南島)にて、新たな文庫作りにチャレンジしている方へ、
先日発送させていただきましたことをご報告いたします。
こうして、みなさんからの絵本をまた違う場所で暮らしている子どもたちに
届けるお手伝いができたことを、本当に嬉しく、誇りに思っています。
また、このような文庫支援が実現いたしましたのも、みなさんから
たくさんの絵本をお分けいただいたからです。
改めまして、ご協力くださったすべての皆様にお礼申し上げます。



ネルソンは海と太陽が美しい場所です。
その、ネルソンで立ち上がった文庫のなまえは、とてもかわいらしく
りんごのき」というそうです。

今まさに種をまいたところ。

inch trunkからの絵本を含めた本が子どもたちにどんな種をまき
花をつけてくれるのか、とてもとても楽しみです。


そして、「タズマン子ども文庫 りんごのき」責任者の方が
ご自身のブログにメッセージを書いてくださいました。
コチラからどうぞ

娘の学校では今、「からだにいいたべもの」を勉強しています。
どんなものが骨を作り、どんなものが虫歯や肥満を作るのか。
ピラミッド型の表が教室には飾られ、
「毎日食べたほうが良いもの」「ときどきでいいもの」「あんまり体には必要ないもの」が
見やすく掲示されています。
このプログラムの締めくくりに、今週末[Shared Lunch]なるものが企画されました。
家庭で「どんなものが体に良いのか」を考えて、一皿ずつ持ち寄っての
お昼ごはん会といったところ。

体によくて、もちろんおいしいもの

はて、何を作ろうか・・・。
なんだか私にも宿題を出されたような気分。

ひじきご飯だとか、炊き込みご飯?
食べやすい、いなり寿司って言うのも良いな。
だけど、なんせ文化が違います。
いなり寿司は「犬のウ●チ」のようだとからかわれることもあったりするわけで。
やっぱり日本といったら巻き寿司と思っている人が多いから、
そのあたりが無難かな・・・とおもいつつ、
「体によくておいしいもの、さらにできれば簡単なもの」はないかと探す日が続いています。
果たして母はこの宿題を首尾よく終わらせることができるでしょうか?


オークランド近郊には日本人の育児サークルがいくつもあります。
そのうちの1つ、にほんごえほんとしょかんinchから車で40分くらいのところを拠点としている
グループと試行錯誤しながら、現在団体かし出しの枠組み作りを行っています。

現在きまっているのは以下のとおりです。

2ヶ月以内に必ず全部そろえて返却すること。
代表者がとしょかんinchで選書すること。
本の管理は返却日まで団体で行うこと。
本を営利目的に利用しないこと。(著作権など考慮すること)
本の破損・紛失は必ず申し出ること。
賛助金のお願い


我が家の本棚に並ぶ本のなかに一冊として破れていない本はありません。
こどもが本を扱うのだから、破損は仕方のないことだと思っています。
もしかすると、お子さんから本を遠ざけてしまうことになってしまうかもしれませんが
inchに並ぶ本がどのようにしてやってきたのかだけは
やはり、知っておいていただきたいと思っています。
本当に大切な本なのです。
団体かしだしのお申し込みやお問い合わせをいただく前にぜひこちらをご覧いただきたいと思います。

inch trunk

伊藤忠記念財団「子どもの本100冊助成」

日本からのご寄付
日本からのご寄付2
日本から本を持って


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こんにちは!
HN:
inch
性別:
非公開
自己紹介:
ニュージーランドの北島、オークランド近郊で文庫活動を行っています。
週に一度の本のかしだし、月に一度みんなでわいわい工作やお料理、絵本を楽しむみちくさを運営しています。

図書利用をご希望の方、みちくさへご参加ご希望の方は、カテゴリー内の「はじめに」をお読みください。

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