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                    ニュージーランドにほんごえほんとしょかんinchの活動と子どもたちの生活を綴っています。
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先日、オークランドにご在住の方から、紙芝居をお分けいただきました。
紙芝居は日本の読み聞かせの文化。
ニュージーランドで暮らす子どもたちにも、ぜひ親しんでもらいたいものです。

さて、いただいた紙芝居のなかに『ねずみちょうじゃ』という作品が。

ご存知の方も多いかと思いますが、ここで、少しあらすじを。


   心の優しいおじいさんが、薪拾いを一段落させお昼を食べていると、
   おなかをすかせたネズミたちがやってきます。
   おじいさんは、おにぎりを分けてあげます。
   すると、ねずみたちはお礼にと、ねずみの御殿へ招待し、
   たくさんのお料理や踊りでもてなします。

   それを見ていた、よくばりばなおじいさん。
   今度はわしの番とばかりに、同じようにネズミたちにおにぎりを分け、
   うまくねずみの御殿にまねかれることができました。
   けれど、このおじいさん、ねずみの宝がほしいばかりに大変なことを・・・。


子どもの頃を思い出しながら、紙芝居を見ていると、そばには娘が。
どうやら紙芝居に興味がある様子。

「やってみる?」
「うん!!」

 もちろん、まだひらがなが満足に読めない娘ですから、
お話は絵を見ながら作っていきます。
すると、おもしろいストーリーが出来上がっていきます。

「打ち出の小槌をお土産にとネズミたちから笑顔で受け取っているおじいさん」のシーンは、
「おじいさん、これでドア、なおしてくださいね。」

「たくさんの小判」は「たくさんのパン」。

「欲張りなおじいさんが、ねずみを追い払おうと猫の物まねをしているシーン」は
「おもち食べたら、歯が抜けちゃった~!!」
実はこの欲張りなおじいさん、すきっ歯だったんです。
 
 紙芝居は、こんな楽しみ方もあたったのか~!!

なんて、目からウロコ。
こんな風に、初めて見る絵を見ながらストーリを作っていったり、
自分で紙芝居を作ってみんなの前でお話ししたり、
というのも楽しいかもしれませんね。
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Title
ひえぇ…
大変なことを…。の後が、スッゴクきになるぅ!!!!何をやらかしたんだぁっ?!すきっ歯のじいさん?!
Posted by You at 2006.06.15 22:02
Edit
子どもってすごい☆
紙芝居って日本の文化だったんですか?!初めて知った~!!
子どもが絵を見ながら話すと面白いですよね~!!私も保育所でいつも幼児の子が絵本を読んでいる横で聞き耳を立ててました☆横でクスッと笑ってしまうんだけど子どもたちは真剣ですからね。

「おじいさん、これでドア、直してくださいね」はかなりツボでした(笑)
Posted by yayoi at 2006.06.15 23:48
Edit
無題
こんにちは!
うちの娘も紙芝居大好きです♪
毎週日本人幼稚園で一番最後は
紙芝居なので、帰り道に
どんな紙芝居をやったか教えてくれます。
日本の独特の文化なんですよね、紙芝居って。
でも、子供が引きこまれる要素がいっぱい☆
自分でお話を作るなんて本当に想像力
豊かなお子さんに育ちますね!
Posted by marie URL at 2006.06.16 07:08
Edit
Youさん、コメントありがとうございました!
欲張り、すきっ歯爺さん。
最後はネズミたちにかじられて「痛いよ~」といいながら、うちへと帰っていきます。
・・・?答えになっていない?
Posted by inch URL at 2006.06.16 19:30
Edit
yayoiさん、コメントありがとうございました!
こっそりと聞く、こどもたちの会話や本読み。
これは本当におもしろいですよね。
話し方までまねしていたり。
そして、驚くこともありますね。
「ちゃんと理解しているんだ」って。
周りの大人が与える影響、やっぱり大きいんですよね。
Posted by inch URL at 2006.06.16 19:33
Edit
marieさん、コメントありがとうございました!
紙芝居がくれる世界。
そして、絵本の読み聞かせと紙芝居の違い。
説明するのは難しいですが、やっぱり紙芝居ってあの舞台がそう思わせるのか、とってもわくわくさせられますよね。お子さんも楽しんでいらっしゃるご様子、お気に入りは何かしら?
ちなみに私は、『仲間はずれのペーター』でした。
Posted by inch URL at 2006.06.16 19:38
Edit
あっぱれです(爆)
あっぱれな楽しみ方ですね(爆)

「おじいさん、これでドア、なおしてくださいね。」

私もツボ。思いっきり受けてしまいました。
その発想に脱帽。子どもってやっぱりすごい!
そういえば今更なのですが、多読はお子様の本を読むのでもOKだと思います。
でも少し難しくないですか?
私なら、赤ちゃん向けの絵本から始めます。
それも全てを絵で語ってくれるような絵本(笑)
でも、楽しく読めれば、なんでもアリ!ですので。
何の本を読むかの基準は「楽しいかどうか」で決めてください。

inch truck 微力ながら
「いまよみ絵本」で宣伝させていただきました。
そのうち日記(takuton)の方でも宣伝しますね。
時間差攻撃でやってみます♪

ではでは 応援してます。
Posted by カイ URL at 2006.06.16 21:40
Edit
無題
なんとかわいい発想なのでしょう!
それがそのまま絵本の題材になりそうですね。
紙芝居は、そうか、日本の文化なんですね。
文庫には1つしか紙芝居がありませんが、明日読もうと思いました!
Posted by みっちー at 2006.06.16 21:48
Edit
カイさん、コメントありがとうございました!
こんにちは、カイさん♪
inchへのご協力、いつも本当にありがとうございます!

紙芝居も絵本も「絵」から広がるたのしみがあるのだと、今回改めて実感しました。多読も「たのしむ」ことがスタート地点なんですね。カイさんがおっしゃるとおり、娘が図書館で借りてくる本は、結構ハードルが高い。娘は、絵だけ見て「かわいいでしょ?」といいながら借りて来ますから・・・。「赤ちゃん向けからスタート」、これってけっこう大事なことかもしれませんね。
Posted by inch URL at 2006.06.18 03:34
Edit
みっちーさん、コメントありがとうございました!
娘の紙芝居への興味が膨らんでいるようです。
今度は、自分で作り始めました。
名刺くらいのカードにたくさんの絵を書き込み、裏にはたくさんの文字。相変わらず、とんちんかんなお話でしたが、楽しそうでしたよ。
「紙芝居を作ってみる」これは、結構楽しいのかもしれませんよ!
Posted by inch URL at 2006.06.18 03:41
Edit
舞台から広がる世界
紙芝居は、専用の舞台に入れて読むとお話の世界が広がるのが実感できます。
5年前くらいに、紙芝居大学の講座をうけてから
すごく感じるようになりました。
絵本とは違う魅力があって、こちらも子どもたちと楽しみたい文化のひとつです。
手作りの舞台もいいけれど、ちゃんとした舞台をひとつ持っているといいですよ。ちょっと高いけれどね。
必要なら、注文して送ります。
我が家にも、My舞台あります♪
7年前くらいに、誕生日プレゼントに買ってもらいました(笑)。
Posted by ゆきな URL at 2006.07.14 06:09
Edit
ゆきなさん、コメントありがとうございました!
舞台を誕生日プレゼントに~っ!!
ゆきなさんのお宅らしい、プレゼントですね。

実は、先日かみしばいを英語でやっていらっしゃる方とお知り合いになりました。彼はニュージーランド人です。幼稚園や教会でお話をしていらっしゃるそうですが、こどもたちがとてもお話に集中するので、保母さんたちに不思議がられるとおっしゃっていました。これが、舞台の効果なのでしょうか?
Posted by inch URL at 2006.07.14 19:59
Edit
たぶんそう!
↑ごめんなさい!コメントだぶっちゃった!
ひとつ削除してくださいね。

紙芝居をちゃんと舞台に入れて演じているとしたら、
それは、舞台の効果だとおもいます。
舞台を使っていないとしたら、
使ったときの方が、もっと集中しますよ。
場面を抜くときと、入れるときに
すごーーーく集中するのです。
あの空気、タマリマセン!!!
Posted by ゆきな URL at 2006.07.15 06:02
Edit
ゆきなさん、コメントありがとうございました!
そうそう、実際に舞台も見せていただいたんですよ~。うれしそうに、わざわざ出してきてくださったんですよ~、その方。
扉が付いて、幕が付いた、私も子どもの頃に楽しんだ舞台でした。その方に、inchでかみしばいをやっていただくのがひそかな夢なんです。
Posted by inch URL at 2006.07.15 20:50
Edit
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ニュージーランドの北島、オークランド近郊で文庫活動を行っています。
週に一度の本のかしだし、月に一度みんなでわいわい工作やお料理、絵本を楽しむみちくさを運営しています。

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