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                    ニュージーランドにほんごえほんとしょかんinchの活動と子どもたちの生活を綴っています。
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継承語クラス「てとて」で必ずやりたいのが
みんなで歌う歌。
歌は一人でも歌えるけれど、
みんなで歌う歌っていうのは、なんともいえない
感動がある。

そんなわけで、みんなで歌いたいなぁ、という歌を
リストアップしているのだけれど、
秋が深まり木々が色づいてきていることもあって
この曲が思い浮かんだ。
誰もが知っている、この歌。





まっかな秋


薩摩 忠 作詞
小林秀雄 作曲


まっかだな まっかだな
つたの葉っぱが まっかだな
もみじの葉っぱも まっかだな
沈む夕日に 照らされて
まっかなほっペたの 君と僕
まっかな秋に かこまれている


まっかだな まっかだな
からすうりって まっかだな
とんぼの背中も まっかだな
夕焼け雲を 指さして
まっかなほっペたの 君と僕
まっかな秋 に呼びかけている


まっかだな まっかだな
ひがん花って まっかだな
遠くのたき火も まっかだな
お宮の鳥居を くぐりぬけ
まっかなほっペたの 君と僕
まっかな秋を たずねてまわる







歌詞を読解していくのはさておき、
この「まっか」という言葉。
これを絵の具で表現しなさい、といわれたら、
私はどんな色を作るかな。
わたしが初めてこの歌を歌ったこどものころは、
たった一色だったかもしれない。
でも、何度となく秋を見てきた私は、
この歌にでてくる「まっか」を、それぞれ違った
赤で表現するだろうな、と思う。

歌の魅力ってここにある。
曲にのせて、経験を重ねていける。
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 にほんごえほんとしょかんinchでは、
英語環境で暮らす5歳以上の子どもたちを対象にした、
日本語継承語教育の場作りを進めています。
(親の使う言葉を子どもたちに教えていくことを、
継承語教育といいます。)

同じ境遇にある子どもたちや、その父兄が集うことで、
より豊かな教育活動を目指していきます。
授業は、日本語を単なる語学学習としてだけ捉えることなく、
工作やお料理、実験などの作業や、音楽、読書、
また日本の年中行事などを通し、
楽しみながら日本語に触れられる環境作りを進めていきます。
 

この活動を実働させるためには、
多くの方々のご理解とご協力が必要です。
中心となり、会を支え、まとめていくメンバーを募集しています。
参加可能な方は、右のメールフォームよりご連絡ください。
 


さあ、忘れないうちに記録を。

4月のみちくさの前に、
はじめての学びの場、「てとて(仮称)」。
どのくらいの日本語環境にいるのか、
どのくらいの読み書きができるのかをつかむために、
お楽しみ会のような1時間としました。

参加者11名。5歳から7歳のこどもたち。



1、教室に入ったら名前探し
 みんな自分の名前を探すことができました。
 苗字が先に書いてあったせいか、時間のかかる子も。

2、自己紹介ゲーム
 「ぼく」「わたし」の使い方。つづり確認。
 各自カードに自分の名前を記入してゲーム開始。
 
3、秋の果物名前、つづり確認
 「くり」、「かき」、「れもん」をひらがなカードを並び替えて
 言葉作り。
ひらがなの認識はほぼできている様子。 
 出来上がった子どもたちは、残りのひらがなカードで
作ることのできる果物の名前作りをしました。
「ゆず」「ぶどう」「いちご」など、
作ることができた子どもも。
真剣に取り組む姿があちこちでみられました。
 
 



ラフな雰囲気もいいけれど自分自身ののスペースを
明確にしないと
まだまだじっとしていられない年齢グループ。
次回は、デスクマットなどを作成してもらって、
分かりやすく示していく必要がありそう。

本の読み聞かせ、書きなども取り入れていきたいとおもう。




次回の予定は、現在調整中です。
ご心配、ご迷惑をおかけしますが、どうぞご容赦ください。





 
   

実現可能かどうかは別として、
学びの場 てとて(仮称)に対する
理想だけをただそのまま書いてみよう。

1 3時間の授業(間に休憩あり)と15分から20分の歌の時間
2 声をたくさん出す機会がある授業
3 作業(工作、お料理、実験など)を通して言葉に触れられる授業
4 日本の年中行事をとりいれる授業
5 テーマを設け、それを中心に文字の学習を行う
6 授業料は1セッション10ドル以内
7 活動にかかわる人が手を取り合って、環境作りに努める
8 日本語も英語もしっかりとした声で話すことができる
心を育てられること

何が難しいのか。
目下、6番だろうなぁ。
これを実現するには、30~40人ほどの子どもたちに対し、
年間7000ドルほど、支援が必要になる。
概算であるけれど、今のところ、上記のスタイルで授業を進めようとすると
一人18ドル。まったくもって程遠い。

ほかの習い事と比較したら、3時間で18ドルは安い?
でも、そうじゃないよなぁ。
言葉の成長は家庭だけでは限界がある。
それを補い、さらに成長できるようにするためには
こうして子どもたちが集い、親たちが集う場所は
必要不可欠なのだから。
そして、子どもに私たちが使う言葉を伝えたいという親の願いは、
ごくごく自然なもの。
だから、だれだって望めば参加できるようにしておきたい。
ハードルは少なくなければならない。

そうは思いながらも、子どもたちはどんどん成長していく。
いやになるくらい速いスピードで。間に合わない。
資金作りをしなければ、という思いの一方で、
時間短縮してでも、まずは場所作りを進めなければならないか、と
あせりを感じる。







今日は、ももたろうがテーマ。
鬼を退治できちゃうくらい、すごいきび団子作りにチャレンジです。

まずは、♪みちくさしようを元気に歌って、はじまりはじまり。

449400247Xももたろう (松谷みよ子むかしむかし)
和歌山 静子
童心社 2006-12

by G-Tools

ももたろうの話をまず読みました。
そして、おまちかねのきび団子作り。

一晩水につけておいたもちきびを電子レンジで加熱して、
ついていきます。
するとだんだんと粘りが出てきて、おもちのように。



みんなでついたもちきびを今度は一口大に丸め、
黄な粉をまぶしていきます。



そして、いただきま~す!
いやいやこれがとってもおいしいんです。
クセがあるかと思ったら(なにせ、見た目はインコのえさ。おっと!失礼)
きびの歯ごたえも、かおりも最高!
こどもたちも気に入った様子でたくさん食べました。


続いては、はちまきづくり。
「はちまき」という言葉を知らなかった子どもたちもたくさん。
実際に目にしたこともなければ、
頭に巻いたこともないのですから、
当たり前のこと。
「日本一」」「ももたろう」、ももの絵をリボンに描いていきます。


そしてはい、ポーズ。
どう?強そうに見えるでしょ?


♪ももたろうさんの歌を元気に歌いながら会場をぐるっと回って、
最後はよみきかせの時間です。

手遊び パン屋に5つのメロンパン



4494090557ながぐつながぐつ (ともだちだいすき)
長谷川 義史
童心社 2008-12

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ぼくのくれよん (講談社の創作絵本)ぼくのくれよん (講談社の創作絵本)
長 新太

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ほねほね…ほ! (かみしばいからだってすごい!)ほねほね…ほ! (かみしばいからだってすごい!)

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骨がなくてぐにゃ!っとなってしまったきりんさん、かさ。
子どもたちは魔法の言葉を一緒にかけながら
作品を楽しみました。


時間いっぱいとなり、今日はここまで。



来月はおすもうさんがテーマです。おたのしみに。



※会員の皆さんへ
本日お答えいただきましたアンケートに基づき、
これから役割分担をすすめていきます。
後日またご連絡いたしますので、みなさんどうぞよろしく!










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自己紹介:
ニュージーランドの北島、オークランド近郊で文庫活動を行っています。
週に一度の本のかしだし、月に一度みんなでわいわい工作やお料理、絵本を楽しむみちくさを運営しています。

図書利用をご希望の方、みちくさへご参加ご希望の方は、カテゴリー内の「はじめに」をお読みください。

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