忍者ブログ
                    ニュージーランドにほんごえほんとしょかんinchの活動と子どもたちの生活を綴っています。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



日本に帰国したら、ぜひ訪ねてみたい図書館がありました。
それは、東京子ども図書館
4つの家庭文庫が母体となり始まったこの私設図書館は、
中野駅を降り、バスに乗り換え、
車窓のすぐそこまで迫る商店街の軒にヒヤヒヤすること(私だけかしら?)
およそ15分で到着します。

この図書館は、大事にしているものがよく見える図書館です。
建物の作りや、本の並べ方、また、素敵なお話のお部屋を見ただけで伝わってきます。
そして、図書館の持つ可能性を明るく示してくれます。

本棚に目をやると、並んでいるのは、本屋に行ったり、公共図書館にいけば手に入る本も
もちろんたくさんあります。
いえ、並んでいる本の数は、むしろ少ないということもあるかもしれません。
それでも、この図書館の存在が支持され、たくさんの子どもたちや
本に携わる大人が足を運ぶ理由がスタッフさんのコトバや
図書館全体から感じる強い意志を感じるたびに納得がいくのです。
また、ぜひ訪れたい場所のひとつとなりました。




やっぱり海外にいるから日本語や日本のものは大事、それは承知の上。
だけど、やっぱり自分や、としょかんのスタッフさんとは
子どもたちに伝えていきたいものはなんだろう?と一緒に考え、選びながら
この先図書館活動を続けていきたいなぁ、と思うのです。
そんなわけで、あらためてみなさん、どうぞよろしく。





PR


さくら吹雪が舞うころに、短期帰国した。
熱い風呂に入っていられなかった自分の変わりように驚き、
人身事故やら、停電で出発が遅れた電車の車内で繰り返されるお詫びの言葉の多さに驚き、
品川、五反田あたりの変わりように驚く。
そして、お店のディスプレーのかわいさ、ライトのまぶしさ、物の多さに驚く。

そんな驚きの連続の中、いくつかの書店に立ち寄ることができた。
そして、数十冊の絵本を購入することができた。
みなさんからの賛助金、イベントやアルミ缶のリサイクルによる収入で
図書館の資金は赤字から黒字に転換し、本棚に加えたい絵本を選べるようになったのだ。
絵本が選べる、と思って絵本を手に取ったときの気持ちを
うまく表現したいのだけれど、とても難しい。
とてもとても重い絵本だということだけは確かにいえるのだけれど。
もうすぐその絵本も届く。
その時に、また報告ができたら、と思っている。













前回はどんぐりを使った染物にチャレンジ。
そして今回は、どんぐりでやじろべえ作りに挑戦です。
まずは元気にみちくさしようを歌ってはじまりはじまり!

気がつけば秋も終わりに近づいているのか、1ヶ月前には簡単に手に入った
どんぐりもお散歩道からは消えていて、
どんぐりが集まるのか!?という心配もあったものの、
ちゃんとスタッフさん、確保しておいてくれました。

これもどんぐりなの?というような小さくて丸いものや、
おばあさんのかんざしのようなどんぐりの帽子もたくさん。
その中から気に入ったものを選び、やじろべえ作りです。
手の付け方、バランスを取るための工夫を
お母さんと相談しながら進める子どもたちの姿があちこちでみられました。

せっかくなので、どんぐりゴマ作りにも挑戦。
これまた、真ん中をきちんと見て、くぎととんかちで穴を開けて、
芯となる爪楊枝をささなければならないので、作り方によってはまるで回りません。
だけど、ここでの試行錯誤が一番面白いところ。
「真ん中を通さないとだめなんだ!」
という子どもの気づきのコトバを耳にしたときは、うれしかったなぁ。
コマをまわしたり、やじろべえを作るのは、手先の器用さが必要です。
だけど何度か挑戦しているうちにできるようになってきた子どもたち。
子どもたちが何かを達成するまで待つという姿勢は、母として常に持っておきたいものですね。。。なんていいつつ、
私にとっては、かなりむずかしいことだったりしますが。

そして、秋の味覚といったら、栗ご飯!
スタッフさんが準備してくれた栗ご飯。
お店のお菓子コーナーに売られているむき栗を使ってつくったこのご飯。
これがまたおいしい!
3杯、4杯とおかわりする子ども達の姿もみられました。

はないちもんめで、ひとしきり遊んだあとは、お話の時間です。

今日は2作。

4834021238ひゃくにんのおとうさん (こどものとも世界昔ばなしの旅2)
譚 小勇
福音館書店 2005-09

by G-Tools

不思議なかめに入れたものは、みんな100個になる。
おなべだって、笠だって。ろうそくの火は100倍に、水は洪水のよう。
想像力が育ってきた子どもたちには、とても楽しめる作品のよう。
最後に100人になってしまったおとうさん。
このあと、いったいどうなってしまったのか、
それをあれこれ考えるのもとても面白い作品です。

4033311408とべバッタ (創作大型えほん)
田島 征三
偕成社 1988-07

by G-Tools


この絵に子どもたちがどんな反応をするのか、とても興味がありました。
好みがハッキリ分かれる作品といえるかもしれません。
この迫力ある絵は、お話といっしょに味わうと数倍にもひろがる
面白さがあるとわたしはおもっています。




来月はフルーツパーティー。
いったいどんな時間となるのか、お楽しみに!


本を選び、本棚から抜いてしまうということ。
日本語の絵本自体が少なく、貴重な事が理由で、
とてもとても贅沢な事のように感じていた。
本を私が選んでしまっては、いけないことのようにも思えていた。

けれど、その必要があることを日本で知る。
その役目が、図書館にあることを知る。
そして、図書館が持つ可能性を知る。
目の前にあるのは、小さな小さな図書館だけど。





3月のみちくさは、はじめての野外活動。
お天気が心配だったものの、活動の最後には汗をかくほどの、強い日差しに照らされ、
ニュージーランドにいるんだなぁ・・・なんて再確認。

さてさて、今回はどんぐり、ぶどうなどを使った染物にチャレンジしました。
まずは持ち寄ったどんぐりをシートの上に広げて、足で踏み潰していきます。
こうすると色がよく出るのだとか。
硬くて、コロコロ動くどんぐりに足を取られながらも、みんなでつぶしていきました。




砕いたどんぐりを鍋に入れて煮出すこと20分。
ザルでどんぐりを漉したら、染料の出来上がりです。

煮出している間、こどもたちは生地にもようをつけるために
タコ糸で布のあちこちを縛ったり、結び目を作ったり。
一体どんな模様ができるのか、想像できていたかなぁ。
生地の準備ができたら、先ほどの染料の入った鍋にどんどん入れていきます。
そして再び20分ほど煮て行きます。

こどもたちは、おやつの時間。
持ち寄った荷物でできそうなおやつ、ということで、マカロニチーズが登場。
ゆでたマカロニにチーズを混ぜるというシンプルなレシピだけれど、
これがおいしい!
あっという間にお鍋一杯に出来上がったマカロニチーズもこどもたちの
おなかの中。

そして絵本の時間。
青空の下ってどうしてこんなに気持ちがいいのでしょう。
散り散りになるかと思った子どもたちも、ちゃんとおはなんしを聞いてくれました。
そして、笑顔のたえないにぎやかなお話し会となりました。

『びっくりビック』 ふせわかこ さく

人をびっくりさせてばかりいて周囲を困らせてばかりのビック。
それを誰かのために生かすことを知ったとき、すてきな友達ができました。
発想を変えると嫌なことも素敵に見えてくる。コドモとの接し方にヒントをくれます。

4580815351りんごがドスーン (ジョイフルえほん傑作集 16)
多田 ヒロシ
文研出版 2005-02

by G-Tools


4097261916そらまめくんのぼくのいちにち
なかや みわ
小学館 2006-06-21

by G-Tools



そして、染物の最終仕上げ。

染まった生地に色を固定するために明礬をいれ、しばらく置いたら
それぞれすすいで、出来上がりです。
糸を解いてみたらびっくり!
ちゃんと染まっていました。


見えるかな?
ブルーの生地もどんぐり色に染まっています。
生地やどんぐりなどの色の素によって結果は様々でした。


さて来月はやじろべえ作り。
再びコミュニティーハウスへ戻っての活動となります。
本をかりる方は今までどおりコミュニティーハウスへお越しください。
ご理解とご協力をくださった皆さんにお礼申し上げます。






[75]  [76]  [77]  [78]  [79]  [80]  [81]  [82]  [83]  [84]  [85
こんにちは!
HN:
inch
性別:
非公開
自己紹介:
ニュージーランドの北島、オークランド近郊で文庫活動を行っています。
週に一度の本のかしだし、月に一度みんなでわいわい工作やお料理、絵本を楽しむみちくさを運営しています。

図書利用をご希望の方、みちくさへご参加ご希望の方は、カテゴリー内の「はじめに」をお読みください。

calendar
10 2024/11 12
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カウンター
忍者アナライズ
忍者ブログ [PR]
Designed by astrolaBlog