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                    ニュージーランドにほんごえほんとしょかんinchの活動と子どもたちの生活を綴っています。
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こちらは、スーパーの掲示板。自由に情報交換ができます。
「ベビーシッターやります!」
「バイオリン教えます!」
「英語クラブやっています!」
などなど、内容はさまざま。たいていのスーパーマーケットに設置されているのではないでしょうか?

中でも一番多いのは、車の個人売買に関するもの。
中古車屋さんはたくさんあるけれど、個人売買もとっても盛んなんですよ。
さて、掲示板に目をやると・・・
 Excellent condition!! $4800 o.n.o!
こんどは
$2500 o.n.o Nissan
そんな掲示がいっぱいです。意外な、掘り出し物に出会える可能性もあります。

(注・英語の得意な方、私たち家族をご存知の方、この先はどうかご遠慮ください。)

自慢じゃありませんが、我が家は日々英語で苦労をしています。
ニュージーランド各地で(といっても近所ですが)、さまざまな逸話を残していますが、
これもそのひとつ。

当時車を探していた我が家のパパ。
スーパーから帰ってくるなり

「この国には、小野さんって言う日本人がいっぱい住んでるみたいだぞ~。
車を売ってるの、小野さんっていう日本人ばっかりなんだ。
全部電話番号も違うの、確かめてきた!
相手が日本人なら交渉も楽だな~♪」

そんなことってあるものか?
ここはニュージーランド。
親戚縁者が寄り添って暮らしている、日本の片田舎でもあるまいし・・・

わかりますか?パパの勘違い、値段の後に続く o.n.oがその原因。

o.n.oは or near offerの略。

小野さんというお名前ではあるはずもなく、「または、それに近い値で。」という意味です。

ええ、ええ、もちろん、うちのパパ、日本人だと信じて疑わず、電話しようとしていましたよ。
「もしもし~」
って。








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実は私にはこんな経験があります。
ある日、娘(当時3歳)にいいました。
「本屋さんに行こう!そこで好きな本を選んでいいよ。」
本屋さんに到着して、娘は嬉しそうに、あれこれ本を見て周ります。
そして、しばらく後、
レジに運ばれた本はどんな本だったでしょう。

娘がほしがったキャラクターの本ではありませんでした。
娘がほしがった妖精の絵本でもありません。
娘がほしがったうんちの絵本でも、乗り物の絵本でもありません。
娘のほしがった、値のはる絵本でもありません。
結局、私好みの、私の予算にあった、私が娘に読んでもらいたいと思った、そんな絵本でした。

この時は、予算、私の親としての勝手な思い、私の好みが、娘から読みたい本を、遠ざけました。

そして、こちらオークランド。
意外に広く、日本人は本当にさまざまな場所で暮らしています。
図書館を開く我が家まで、遠く感じる方もたくさんいらっしゃることでしょう。
距離は十分大きなハードルです。よくわかります。

その上、利用料。
わたしには、それがせっかくご寄付いただいた本から、
子どもたちをさらに遠ざけてしまうことのように思えて仕方がないのです。

もちろん、図書館の維持にはお金が必要です。
バザーへの積極的な参加をお願いすることになるかも知れません。

「本当に無料でいけるのか?」とご心配してくださっている声も聞こえてきています。
実際、大変です。ですが、もう少し、模索していきたいのです。

たっぷりお湯の張られた湯船にドボンとつかり、ザバーッとお湯が溢れてくる。
いやいや、これって結構シアワセな光景。
「水を大切に!」ということは十分わかっていますが、でもあのザバーッ、やっぱり、イイ。
まだまだ寒い日が続くこちら、オークランド。
やっぱり、肩まで浸かれる日本のお風呂が恋しいのです。
実は、我が家の近い将来の夢は、お風呂を日本式にすることなんですよ。

 我が家のお風呂は(ニュージーランドのほとんどのおうちが同じスタイルだと思いますが)、
ホテルで見かけるようなシャワールーム。バスタブの上にシャワー。
そして、洗い場などなく、床はフローリングと来ています。

子どもと一緒に入るとこれまた一難。
横一列に座って、湯船であったまったら、今度は体を湯船に入りながらジャブジャブ洗います。
これが、なんだかきれいになった気がしないもの。
(ホテルで皆さんどうやってお風呂に入っていますか?)
そして、もちろん狭い!
洗うのもあったまるのも、それから遊ぶのも、みんな湯船の中だから。

今日もまた、そんなお風呂の時間。
いつもよりも、多めに張ってしまったお風呂のお湯。
日本にいたら、ジャバ~ン!!なんて子どもたちに混じり、
私も飛び込みたくなるところですが、それはできない、隣は木の床。
そろり、そろりと入って見たけれど、やっぱり少し溢れてしまいました。「まずいなぁ~。床に水がしみこんで言っちゃうよ」
と床を拭いたあとに、床の強度を確しようと、体重をかけてみると
床がミシリと音を立てて、簡単にゆがみました。
どうやら、すでに床には水がしみこんでいた様子。

これは、もしかしてリフォームの日も近いかっ!?
嬉しいやら、懐具合が心配になるやら。



私が小さかった頃、駄菓子屋へ友達と通ったものです。
狭いお店にぎっしりと並べられたおやつ。
当時は、30円もあれば、けっこう楽しめました。
酢イカに、ヨーグル、コーラ味のシュワシュワするラムネ、さくらもち。
どんどん焼きっていう小袋入りのおかきみたいなものもありました。
本当は水に溶かしてジュースにするらしい粉(コーラ味やらラムネ味やらいろいろありましたが)を
指につけてなめるのが,大好きでした。
遠足のおやつは、スーパーなんかじゃなく駄菓子屋で買うのもお決まり。
「おやつは300円分まで」と決められていたけれど、
駄菓子屋ならリュックいっぱいのおやつが買えました。
 
一方、こちらニュージーランド。日本のコンビニ的なお店が町にひとつはあるのではないでしょうか?
日用品、食料品、切手やタバコ。たいていのものが売っています。
が、やはりコンビに同様値段はやや高め。
なので、いつもこういったお店で買うのは、子どものちいさな駄菓子。
ショーケースに並べられた5セントから買える小さなおやつです。
チョコレート、固めのグミ、ラムネなどが並びます。
「これとこれ」と指をさすと、お店の人が小さな紙袋に入れてくれるんですよ。

今日買ったのは、ハート型のグミ、わにの形のグミ、それからメロンのグミ。

「・・・って全部同じグミじゃない。」
そういうと、
「ぜんぜん違う!硬さも、味も違うんだよ~っ!」
とのこと。なんだかな~と思っていたけれど、そういえば、そうでした。私が子どもだった頃。

「小梅」という大袋入りのキャンディーには、ちいさなキャンディーに混じり、
必ず小さめのスーパーボールくらいの大玉が二つはいっていました。
母に
「どうして、この大玉はいらないの?大きくて、二つしかないのに?」
と不思議そうにいわれたものです。やっぱりわたしも、目の前の子どもたち同じ。
「ぜんぜん違うよ!だって、塩味足らんもん。」
子どもは子どもなりの、こだわりがあるのかもしれません。






写真の風景、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、粗大ごみを出しているところです。
収集が行われる数週間前にお知らせが届き、それにあわせ家の前に出すことになっています。
日本とちょっと違うのは、収集日当日にごみを出すのではないというところ。
一週間前にはごみを出しています。

自分には不要であっても、もしかすると誰かにとっては宝物かもしれない

そんな理由からです。
実際のところ、出されたごみの中にはまだまだ使える家具や
子どもの乗り物などがあります。
大きな車で乗り付けて、宝探しをする家族もいるんですよ。
そうそう、我が家が捨てたはずの土鍋が数時間後にはなくなっていた、そんなこともありました。

今では見慣れた風景ですが、こちらに来たばかりで暮らす町を探していた頃のこと。
ごみが山積みにされ、そんな中ではだしで遊ぶ子どもたち。

「なんて、治安のわるそうなところなんだ~!!」

と一目散にその町から離れたものです。けれど、住まいを決めた数ヵ月後には、我が家の周りにも同じような風景が広がったのでした。

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こんにちは!
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非公開
自己紹介:
ニュージーランドの北島、オークランド近郊で文庫活動を行っています。
週に一度の本のかしだし、月に一度みんなでわいわい工作やお料理、絵本を楽しむみちくさを運営しています。

図書利用をご希望の方、みちくさへご参加ご希望の方は、カテゴリー内の「はじめに」をお読みください。

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