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                    ニュージーランドにほんごえほんとしょかんinchの活動と子どもたちの生活を綴っています。
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朝から冷たい雨。



子どもたちの学校での発表会。
元気に歌えますように、と願う。

子どもの靴紐を結びなおす。
走っているときにほどけてしまいませんように。

子どもたちのお弁当のふたを閉める。
ちゃんと食べてきますように。

放課後、笑顔で教室から出てきますように。





放課後もあいにくのお天気。
それでも絵本をかりにきてくれたたくさんのご家族。
かえりみちは大丈夫だったかな。

としょかんの日は晴れを願う。







気がつけばもう少しで七夕だ。
あすの「てとて」では、笹にねがいごとを書いた
短冊をつるして七夕飾りを作る。
飾りにも一つ一つ意味があり、
機織や書が上達することを願ったものや、
豊漁を願ったものなどさまざま。

「七夕は願いをかける日」だけれど、
いつだって、どこにいたって、
毎日毎日飽きずに、わたしは、願っているんだなぁ。
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みちくさの活動は、試行錯誤でうめつくされています。
でも、それがわたしたちママの特権であると思っています。
子どもと一緒に、やってみて、失敗して、
時に汚れて、笑って、困って。
そしたら次の工夫をする。
いつもの活動に点数をつけることはできませんが、
確実に、右肩上がりであると、わたしは思っています。


さてさて、この活動に必要なのは、なんてったって
自分の中のこどもアンテナ。

オモシロイ!
きれい!
怖いけどみてみたい~!
さわってみたい!
やってみたい!
気になる~!

こどもアンテナがピピッと反応した内容を
みちくさでは取り上げています。





新しいお母さんたちも参加してくれるようになってきているので、
どんな風にみちくさが作られているのか、
ざざっと、ご紹介したいと思います。




1 年間計画を大雑把に作る

 工作、お料理の担当者が参加者の意向をふまえつつ、
企画を練ります。アイディアはなんてったって、本。
インターネット検索も。


2 資材の整ったものからチャレンジ。

 としょかんの状況をご存知の方なら、
おそらく容易に納得していただけると思いますが、
お金があんまりないので、身近なものを使っての工作、
安い材料や使い回しのきく材料でできるお料理が
求められます。
ゆっくりと時間をかけて、資材を集めて、
ようやく実行段階となります。


3 事前ミーティング(1回から2回)

中心スタッフがご近所さんということで、
お茶を飲んだり、もちよりおやつでのんびりしながら
ミーティングです。
必要な役割分担、準備など確認します。


4 さあ、当日!

準備どおりに後は進めるだけ!
と思いきや、意外と本番になると「なんだっけ?」っていうことも
多いのがホントのところ。(ミーティングでしゃべりすぎか!?)
互いの記憶をたよりに、なんとか運営していきます。


5 反省会

反省会と称して、のんびりまたお茶です。
でも、こういう時間がいいものを作り上げる力になります。







主要メンバーは、常時4~5人。
当日は、写真撮影、ごみの処理、掃除などを
ほかの参加家族のみなさんにおねがいしています。








あっという間に4年目を迎えたみちくさの活動。
この活動は、
絵本の貸し出しをスタートしたのとほぼ同時期に始まりました。
育児中に人と集うことが
こどもたちにとっても、お母さんたちにとっても
力や笑顔をくれるものだと気づいたことが大きな理由でした。
そして、日本、ニュージーランド国内から寄付していただいた
図書の利用を少しでも広げていきたという願いもまた、
その理由のひとつでした。

そして、今。
活動の目的で、「子どもたちが主役」とうたっているものの、
むしろ「みちくさ」は、おとなのためのものではないか、と
最近強く思うようになっています。

子どもの歩幅にあわせ、いっしょに泥道を歩き、
水溜りがあれば、いっしょに飛び越える。
高く水しぶきを上げてみるのもいい。
こどもの時間の流れにあわせる術を、
意外なほどわたしたち大人は持っていないことに
気がつくことができる活動になってほしいと願うようになりました。



わたしも活動を始めたばかりのころは、
子どもたちがスムーズに動けるように、
そればかりに執着していたように思います。
もちろん、現在も、プログラムを作るときには、
ある程度の準備をし、
どの部分で子どもたちに試行錯誤を楽しんでもらおうかと
考えてはいますが、
一番大事なのは、当日のあのみちくさの部屋の中であり、
2時間の尺の中で、やれることをやること。
たとえばもし、時間が足りなかったとしても、
足りないものが出てきたとしても、それでいい。
時間がないのなら、外で続きをやることもできる。
外で食べたカレーおいしかったもの!ね。)
足りないなら、分ければいい。
気に入らないならケンカもすればいい。
次があるのだから、今度はもうちょっとうまくいくように、
作戦を練り直せばいい、そんな風に思うのです。
それが、みんなで納得できているグループにしていきたい
そう思うのです。


子ども時間に合わせるって本当に難しいことです。
大人にはやることがいっぱいあるから。
でも、きっと子どもたちにもやることがいっぱいあるんだ、って
みちくさを通し、わたしは学んだように思っています。





「にほんごえほんとしょかん」とはいうものの、
電気なし、ガスなし、トイレなし、水道なしのちいさな
小屋での絵本の貸し出しです。
最近はめっきり寒くなり、日がくれるのもずいぶん早くなって来ました。
4時からの開館ですが、あっという間にとしょかんの中は
真っ暗になってしまいます。
そこで、今月25日(金)を最後に、
冬季間は、放課後としょかんをおやすみします


いつも放課後をご利用くださっているみなさんには
大変ご不便をおかけしますが、
スクールホリデー中の開館や、第三土曜日のみちくさ会場での
出張貸し出しなどをご利用ください。




7月の開館日はこちらをご覧ください。






今日は紙すきにチャレンジ。
卵のケースから、紙を作ることを体験しました。


まずは
♪みちくさしよう
を歌って~(やっぱりCDがあるといいですね)


もったいない気持ちから、大事にしたいという気持ちが大事な
リサイクル。
そのきっかけ作りにお姉さんが読んでくれました。
もったいないばあさん (講談社の創作絵本)
真珠 まりこ
4061323040



さあ、今度は今日のテーマ
「かみすき」にチャレンジです。

卵ケースを細かく細かくちぎったら、
ぬるま湯でふやかします。
そして、ミキサーにしばらくかけます。
紙があっという間に細かくなり、
さわりごこちもとろんとしてきました。
そこに、少しの接着剤を加えて、紙のもとのできあがり。





次は、針金ハンガーで作ったすき枠で先ほど作った
紙のもとをすくっていきます。
穴が開かないように、やさしく水の中で枠をゆすりながら。




あとはタオルにはさんで、枠からはずしたらできあがり!



・・・・と、文字にするのはあっけないほど簡単ですが、
いやいや、これが結構大変!
お母さんたちも、子どもたちも試行錯誤の連続でした。
すくいわくから、見事に紙をはずす技を見いだした
中学生のお姉ちゃん!
すごかったね~!


なかなか難しいテーマだったこともあり、
小さな子どもたちは、お水遊びになってしまったものの、
試作時よりも薄くて、きれいな紙が出来上がり、
ほっとしました。

子どもたちだけでなく、お母さんたちも楽しんでくれて
よかったと思います。




ずいぶん時間が押してしまいましたが、
おやつの時間。

そして、お母さんの絵本の時間。

こどものとも 年少版 2007年 12月号 [雑誌]
B000XG7D4C



てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)
エウゲーニー・M・ラチョフ
4834000508



時間の都合で2作品でしたが、
こどもたちがしっかりお話を聞いている様子には、
とても感心させられました。
読んでくださったお母さんの娘さんもとってもうれしそうな
様子。
そう、お母さんが注目を浴びているのって、
子どもたちはとってもうれしいものなんですよね。

次回の読み聞かせの担当の方も、ぜひお勧めの絵本を
読んでいただければと思います。



いやいや、今回のみちくさはてんやわんや、の一言に尽きます。
私自身反省点たっぷりの活動となってしまいました。
次回こそは!ということで
久々の
「カラスのパンやさんになろう!」で
パン作りを行います。
2年前の活動の様子はこちら
みんな大きくなったなぁ~


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こんにちは!
HN:
inch
性別:
非公開
自己紹介:
ニュージーランドの北島、オークランド近郊で文庫活動を行っています。
週に一度の本のかしだし、月に一度みんなでわいわい工作やお料理、絵本を楽しむみちくさを運営しています。

図書利用をご希望の方、みちくさへご参加ご希望の方は、カテゴリー内の「はじめに」をお読みください。

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