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                    ニュージーランドにほんごえほんとしょかんinchの活動と子どもたちの生活を綴っています。
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看護婦をしていた母は、いつもいつも忙しくしている人でした。
朝早くから、夜遅くまで働きづめ。
当直もちょっちゅう。
加えて、うちに帰ってきても仕事をしている、そんな人でした。
食事もスーパーのお惣菜が多かったかな。
だから、台所に立っている母というと、
フライパンでジュウジュウ、おなべをコトコトやっている姿というよりは、
プラスチックトレーに残された、お惣菜にラップをしているとか、
めんどくさそうに食器洗いをしている、そんな姿です。

私が結婚するずっと前に他界しているので、
子育ての悩みを相談することも、
子どもをあずけて一息つく、なんてことはもちろんできないわけですが
子どもと接するとき、子どもとの付き合い方に不安を感じたときに
母の姿を思い出し、その解決策を探す事がよくあります。

そして、先日。ふとこんな歌が口をついて出てきました。


ふるさと 作詞/高野辰之作曲/岡野貞一

兎(うさぎ)追いし かの山
小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今もめぐりて
忘れがたき ふるさと

如何(いか)にいます 父母
恙(つつが) 無しや友垣(ともがき)
雨に風につけても
思い出ずる ふるさと

志(こころざし)を 果たして
いつの日にか 帰(かえ)らん
山はあおきふるさと
水は清き ふるさと




台所に立つ母はよくこの歌を歌っていました。
当時は、古臭くて、ダサい曲だ~なんて言っていた私。
けれど、今。
歌い出したら、なんだか涙が出てきてしまうのです。
何度歌っても。
そして、きっとこれは、母からのバトンなんだと思いました。
子どもを持ち、バトンを渡す側に立った私。
私も子どもたちにもしっかり手渡していきたい、そんな風に思うのです。
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広がる、広がる、子どもたちへのパパやママの思い。

にほんごえほんとしょかんinchが
散りに暮らす日本人の「本への思い」に
どれだけ答えられるのかをいつも悩みの種としていた私には
ありがたい動きが見えてきました。

コチラからいうと橋の向こう。
有名な観光スポットスカイタワーの向こう。
Three kingsの周辺です。

昔からたくさんの日本人が暮らす地域でもある
オークランド地域で、日本語の図書を扱う図書室の準備が進んでいます。
これまで、離れた場所にお住まいだというのに、
inchの活動を盛り上げ、お手伝いしにやってきてくれていた
スタッフが立ち上げメンバーとなっています。
活動の方針スタイルなどの詳細は後ほどお伝えするとして、
まずは皆さんにご報告まで。

お手伝いをしてくださる方・活動資金の寄付も募っておられます。
私も同じような活動をしているので
資金繰りの難しさ、賛同者の確保はなかなか難しいものだということは
十分分かっているつもりです。
どうか、芽を出したばかりのこの活動を応援してください。


■日本語子ども子ども図書室  

 日時:毎週火曜日 午後3時45分 ~ 4時45分
 場所:Three Kings Tennis Pavilion
    (Mt.Mden Rd とMt.Albert Rd の交差点、Mt.Roskill Libraryの隣です)
 貸し出し期間&冊数:ひとり3冊、4週間借りることができます。
利用の際は、1回1ドル程度の運営費をお願いします。初回は、無料です。
お問い合わせ:morihana@v004.vaio.ne.jp(宏子)




ウルトラマンとウルトラセブン、どっちがどっちだか分からない。
シブガキ隊のヤッくんはわかっても、モッくんが分からない。
ルービックキューブを全面クリアできない。
(米びつにいれて分解しやすくして組みなおそうとの荒業に出たにもかかわらず。)
自転車に乗れない。
泳げない。

全部私の母のことです。
子どもながらに、かっちょワルイ!と何度も思った記憶があります。
けしてそんなかっちょワルイ母になるものかと思っていましたが、
やっぱりというのか
ついにそんな母に私もなってしまったようです。

トランスフォーマーといわれる、ロボットが車や飛行機に変化して敵と戦うアニメ。
おもちゃも、実際にロボットから飛行機に形を変えられるように作られています。
それが・・・できない。
元に戻らないだけならともかく、大事な頭をボキッ。

そして、最近。

教室の前で娘の帰り支度を待っていると、娘のクラスメート数人に
TAG!」「TAG!」とタッチされました。
何だろう?と振り返ると、ベロベロバーとやっているではありませんか?
ますます、分かりません。
そして、わたしの口から出たことば。
首の後ろあたりをチェックして・・・。

「タグなんてでてないよ~!」

そう、洋服の後ろの首のあたりについているサイズや洗濯の仕方を表示しているあの、タグ。
それが出ているよ~といわれたのだと思い込んでしまいました。

実はこれ、「TAG!」とよばれるニュージーランドの子どもたちの遊び。
鬼ごっこのように、鬼に「TAG!」といわれながら、
タッチされたら次はその子が鬼になる、そんな遊びです。

もちろん、「TAG!」といってきた子どもたちを追いかけることなく
「でてないよ~!」
「でてないってば~!」
「でてねぇよ!(ちょっと怒り気味で日本語で)」を連発。
最近友達のブログでようやくこれが遊びだったのだと理解した私。

まさに、私の母を疑似体験したような気分でした。
かっちょいい母への道のりは、簡単ではないようです。





「この間ポストに入れておいたカタログ、読んだかしら?
集めにきたんだけど」

「ああ、あのカタログね。
特に注文するものないけれど。」

「それなら、カタログもってきて。もってかえるから」

「!?」


実はこの会話、昨日の昼のこと。
日用品の通販カタログの回収に来たのだそう。・・・でも待ってよ。
カタログを回収するの~!?
黙って玄関先におかれていたカタログは、無料で見ることができて
もちろん返す必要もない・・・はず、では?
久々のカルチャーショック。


<通販などのカタログのたどる過程(我が家の場合)>

1買おうかな~と思うものが載っているページの上のほうの角を
 ちょっと折って目印をつける
2特に気に入ったものにはボールペンなどで目立つように
 ぐるぐる丸をつけておく
3合計金額を出す筆算はもちろんページの端っこの空いているスペースで。
4子どもやパパに冷静に判断してもらって購入を再検討
5(買う買わないは別として)商品の写真を切り抜いて、厚紙に貼り付けてお買い物ごっこの商品に使う
6最後はゴミ箱へ


・・・それを返す!?
もちろん我が家に届いたそのカタログは
上の過程をたどり、原型はとどめていませんでした。

「あのう、子どもたちが遊んでしまってカタログ、もうないんです。」
子どものせいにするなんて汚いよな~と自分を責めつつ答えると
回収に来た女性、ちょっと怒って

「月曜に回収に来ますって書いてあったでしょう?
二度とこんなことしないでね。もう一回カタログ見る?」


「買わないから、いいわ。」なんて、とても断る勇気もなく、
もう一度我が家にやってきたカタログ。
そんなわけで、小心者の私は緊張しながら、
もう一度ぱらぱらページをめくっています。







実は、昨日友人から日本のテレビ番組の入ったビデオを借りてきました。
日本人同士、持っているビデオやDVDを貸し借りしあって
貴重な日本のテレビ番組を楽しん出いるんですよ。

ビデオの中には2005年に放送された歌番組「HEY! HEY! HEY!」
「ココリコミラクルサイズ!」(←現在も放送されているのかな?)が。
おかげで、ネット上で飛び交うなぞの言葉も少しわかるようになりました。
同時に、なぞも生まれちゃったりしていますが。

何はともあれ、いや、ほんとに日本はまぶしい。

あんなにちいさな国だというのに、
あれだけにぎやかな番組が作られ、
アイドルもたくさんいて、
みんなきれいな衣装をまとい、
スタジオのセットも凝っている。
単純に、
日本ってまぶしいなぁ~そんな風に思いました。
6歳の娘は、衣装やメイク、髪型に釘付けでした。
日本の子供たちが、歌手に憧れるのは当然の流れなのかもしれませんね。

ご存知の方も多いかと思いますが、ニュージーランドでは、NHKを視聴することができます。
最近では民放も見ることができるようになったとか、ならないとか。

そんな恵まれた環境でありながら、
日本のテレビ番組は、今回のように友人に借りるか、手持ちのビデオを見るだけの我が家。
Mr,Children、俳優の阿部寛さん、佐藤浩一さん、深津絵里さん、
そうそうさん堤 真一さん、のファンでもある私。
彼らの活躍ぶりを耳にするたび、ヒジョーに日本への思いが増しますが
ここはぐっとこらえて待つことに決めています。
彼らが世界進出を果たし世界を舞台に大活躍される日が来るのを。


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こんにちは!
HN:
inch
性別:
非公開
自己紹介:
ニュージーランドの北島、オークランド近郊で文庫活動を行っています。
週に一度の本のかしだし、月に一度みんなでわいわい工作やお料理、絵本を楽しむみちくさを運営しています。

図書利用をご希望の方、みちくさへご参加ご希望の方は、カテゴリー内の「はじめに」をお読みください。

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