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                    ニュージーランドにほんごえほんとしょかんinchの活動と子どもたちの生活を綴っています。
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袋、あけるだけじゃん。

これが今までわたしが発した言葉の中で最も恥ずかしかったコトバ。
忘れられない。

小学校の家庭科の授業のとき。
カレーライスを作るという先生に向かって言った言葉だ。
わたしは、カレーライスは、袋から出てくるものだと思っていたのだ。
袋を暖めて、ご飯にかけるだけの。
だから、どうしてこの料理を授業で扱うのかが全く分からなかったのだ。
これは、異常だったと自分で思う。


そんなわたしが、自分以外の分の食事を作るようになった。
正直言うと、食事を作ることやおやつを作ることが億劫に感じられることも多い。
もちろん、出来合いの物を買うこともあるし、ジャンクフードも嫌いじゃない。

だけど、子どもたちには、食べものって簡単に口に入るもの
じゃないことだけは、知ってほしいと思っている。
できれば、その料理に使う野菜が大きくなるのにも相当の労力と時間がかかることを知ってほしい。
そして、大事にたべてほしい。
少なくとも今日の食事にどんな野菜が入っていたのかくらいは意識できる食卓にしたい。
ウチの畑から取れた野菜や味噌、我が家のぶどうから作った酵母パン。
どれも格別においしかったことを覚えておいてほしい。


最近、目の前のこどもたちの好き嫌いや食べ方の粗雑さが目に付く。
この休みに入る前に娘が持ってきたパンフレットがあったのを思い出した。
5月23日~25日に飢餓体験をすることで、飢えを知るというキャンペーン。
40時間の断食。
食事を抜くなんてダイエットのときか、忙しくて食事が取れなかったときくらいなもの。
こどもたちは年齢が低すぎて参加ができないけれど、
私自身のこどもに対する対応がしっかり定まりそうで、
やってみようかという気になっている。






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この国で生きていくためには英語は欠かせません。
そして、この劣等感や、生活の不自由さ、孤立感を減らしてくれるのも
きっと英語力。

そんなわけで、IELTSテスト、受けてみました。
自信がつけば最高、出来が悪ければ勉強の必要性を痛感できる。

けれど、もともと、テストやら、面接は苦手。
いつもおなかが痛くなる。

最初はスピーキングテスト。
これがまた、一番苦手で緊張する。
そんななか、パスポートを持って受付に行くと受付の人が一言。

「これ、あなたですか?」

いや、わかっていますよ。パスポートの写真は5年前のもの。
そして、自分で言うのもなんですが、うまくぼかしがかかっていてめずらしくよく写っている。

「もう1つ、IDをもってきてください」

そして、ニュージーランドの運転免許証をもっていく。

「これ、あなたですか?」

いや、わかっていますよ。この写真、どこからみても東南アジア系。
日焼けしたばかりで、色も黒い。

「ほかに、ID・・・」

「ありません」

受付の人は、もう一人スタッフを呼び、二人でまじまじとわたしを見る。

「わたしだってば。試験、うけられないの?」

怪訝そうな顔をしたままではあったものの、試験会場へ何とか通される。

こんなやり取りのおかげか、おなかが痛くなることはなかったけれど、
会場に入るなり、カチンカチンに緊張し始めて、
案の定、試験官を困らせるような英語しか話せなかった。

試験で自信をつけられる日が来るのか、わたしには。









4歳の長男からの水疱瘡が、3歳の次男にうつった様子。

意外とナイーブな長男は、赤い発疹が広がっていくのが
不安で、なんだかかっちょわるいことだと思ってしまっていたので
「これは、つよ~いお兄ちゃんになってきました、っていうマークなんだよ」
と伝えたわたし。
そんな様子を次男はうらやましそうに見ていたものです。

そして、待ちに待った水疱瘡ができた次男。
息子の中では

つよ~いおにいちゃん=ウルトラマン

ということになっているようで
「ウルトラマンになれるんだ~!ブルーのウルトラマンにしようかな」
とうれしそうに悩んでいる。

おにいちゃんよりも発疹もかゆみもひどいようだけれど、
うれしそうに発疹を眺めている次男が、なかなか、いい。


シンプルに暮らすのはいい。
いや、むしろ好きなほう。

物を買いすぎない、買う前に立ち止まって、本当に必要かどうか考えること、
大事なことです。ホント。

だけど、やっぱりニュージーランドって何でも高いよなぁ~!
シンプルにとかすてきなことを言う前に
あまりに物の値段が高いものだから、買うことにかなり躊躇する。


これは昨日の話。
バックを作ろうと型紙を布に写していると、あいにく水で印が消えるというペンのインク切れ。
手芸洋品店にいってみると、10ドル。(800円強!?)
日本じゃ200円もあれば買えるもの。
う~ん、また躊躇だぁ。

そして現在、バックの生地は棚の隅っこへ。








枝豆です。
うちでとれた、たいせつな枝豆。

中国系のスーパーマーケットなどにも冷凍モノの枝豆が売っていますが
「冷凍されたものはうまくない」という思い込みがあるため
試したことがありません。
日本にいたときから、そう。

野菜や作りおきしたおかずを小分けにして冷凍すれば
家事も楽になるらしいことは知ってはいるものの、
なぜだか、そんな思い込みから、うちの冷凍庫にあるのは
アイスクリームと釣りのえさ、そして、かろうじてとっておいたご飯だけ。
日本から冷凍されて輸入されてきた食品もあんまり使ったことがありません。
実に要領が悪く、古臭い人間というところです。


さてさて、ウチで取れた枝豆。
写真に写っているのが収穫量の4分の一ほど。
あとは、乾燥させて納豆にしたり、豆腐にしたり、来年の種にしたいところ。
やっぱり、自分で育てた野菜はおいしい。
そして、できたまめを摘み取る作業も億劫ではなくむしろ楽しい。

わずかな枝豆をあっという間に食べた5人家族。
来年はもうすこし枝豆が楽しめるように畑を広げてみよう。




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ニュージーランドの北島、オークランド近郊で文庫活動を行っています。
週に一度の本のかしだし、月に一度みんなでわいわい工作やお料理、絵本を楽しむみちくさを運営しています。

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